何百万社もある会社の中で自分がここだ!と決めた理由が志望動機ですよね。
就職活動だけでなく転職活動の際にも聞かれることがあります。
この記事では志望動機の内容や作り方だけでなく例を挙げて採点していきたいと思います。
また、他にも面接で聞かれやすい質問をいくつか挙げていきたいと思います。
目次
なぜ志望動機が聞かれる?
企業は入社後にすぐ辞めそうな人を雇いたくないため、ミスマッチを減らそうとするからです。そのため、志望動機を聞いてあなたを知ろうとします。
そう言われても、具体的にどういうところに気を付けたらいいのか分からないですよね。
企業側が見ているポイント3つをご紹介します。
志望度の高さを測っている
面接官や会社は熱意や意欲のある人を社員として欲しいからです。そのため、あなたのやる気やどういう希望があるのかについて聞いてきます。
入社後すぐ辞めずに長く働いてくれるか
企業側は長く働いてくれる人を探しているからです。
即戦力になるような人も探していますが、長く働いてくれる方の方が教育などもしやすいため、そのような人材を欲しいと思っています。
会社のビジョンや社風に合うのか
たとえ志望動機があったとしても、会社のビジョンや目標と離れた志向であればミスマッチと言えます。
そのような人を雇ったとしても、すぐに辞められてしまうかもしれないため、ビジョンや社風に合う人を求めています。
志望動機の作り方
あなたが良い志望動機を作ったと思っていても、企業側からマイナスを評価受けるかもしれません。
そのような評価を受けないために気を付けておきたいポイントを3つご紹介します。
転職するに至った理由は?
どうして前職を退職したのか、理由は様々だと思います。
例えば前職の勤続年数が低い場合の「働いてみたらブラックだった。」という理由も就職するまでにミスマッチがあったという結論になりますよね。
転職をするのであれば、なぜするのかの理由を言わないと企業側に悪い印象を与えてしまいます。
また、キャリアパスを考えた上での転職の場合は今の自分に何が必要なのか考えた上での志望動機が必要です。
なぜ。
自分のエピソードと企業の魅力を織り交ぜる
例えば社風を魅力に思っていたとしても、「社員のいきいきとした仕事ぶりに惹かれました。」だけだとテンプレートのように思われてしまうかもしれません。
そのため、この企業でなけれればならない理由をはっきりと言えることは良い印象を与えます。
辛いことも楽しめているといった具体性な自身のモチベーションを左右するなどエピソードを混ぜていくとオリジナルの志望動機になっていくでしょう。
入社後の展望は?
その会社に入った後のことを想像できているかということは入社への熱意や意欲にもつながります。
会社に入ったらどんなことをしたいのか、そこで自分の強みをどのように活かせるを言えると企業側としても採用したいです。
志望動機の内容を作るときに気をつけることは?
志望動機だけでなく面接に関して、面接官はプロフェッショナルです。
面接で曖昧な答えを言ったり、虚偽の情報を伝えることは絶対にしてはいけません。
この他にも3つポイントがありますので具体例を踏まえて紹介していきます。
過去の経験をどのように活かして会社に貢献できるか
転職活動ということは以前になにかしらの職業に就かれていたと思います。
例えば飲食から営業の会社に転職する場合、「普段からお客様のことを考え、お客様が喜ぶように、不快にならないようなサービスを届けていました。
営業は未経験ですが、前職でのお客様をおもてなししていたパフォーマンスを営業でも活かし会社の売上に貢献していきたいです。」など過去の経験を含めてどう活かせるかということをなるべく具体的に伝えることがいいでしょう。
どんな仕事にどのように活かせるかが具体性なポイントです。
この例でも出したとおり、前職が全く違う業種であったとしても駄目というわけではありません。
企業に対して今までの経験から貢献できることを具体的に言えることができれば魅力的に感じます。
が、あくまで面接官はミスマッチがないように、長く続けてくれる人を雇いたいと思っているため異業種だから諦めることはもったいないです。
なぜその企業でなければ駄目なのか
たとえ飲食から営業と異業種に行くことは可能でも、なぜその会社なのかということをはっきりとさせていなければなりません。
具体的に説明できなければ、企業側もこの会社への熱意や意欲があまりないとみなしてしまいます。
これは同じ仕事だとしても会社によって経営理念や社風が変わるなどと交えて伝えることがいいでしょう。
質問の答えに関する一貫性
例えばあなたは将来の夢はありますか?と聞かれた時にサッカー選手と言ったのに営業の会社に入ることはおかしいですよね。
あなたの話に対して一貫性がなければ、企業側としてもどれを判断したらいいのかわからず、混乱を招いてしまうかもしれません。
質問されたこと全部に一貫性があるということはかなり難しいですが、自分が将来どうなりたくてそのために今があることを考えて、なにをすべきなのかを自問自答してみましょう。
志望動機のダメな例文集
ここからはあえてダメな志望動機の例文を出していきます。これをみて自分が作ったものと比べて今一度確認してみましょう。
経営理念に共感しました
これはさきほど述べたこの企業じゃなきゃダメという理由付けの一つですが、企業理念に共感しましたってすごく曖昧な表現なの分かりますか?曖昧さは企業側からすると、調べ不足だと思われてしまいます。どの部分に共感したのか、なぜ共感したのかをもう一度考えてみましょう。
前職の経験が活かせると思いました
転職市場では前職の仕事の経験を活かせるから転職しようとしてる人ばかりです。
どのようなところが活かせるのかをしっかりと説明しなければ、企業側はあなたに魅力を感じません。
「なぜなんですか?」と曖昧な表現に対しては問いかけて深掘ることをしましょう。
御社の環境であれば学べて成長できると思いました
これは別種類のNG例です。
企業にとって熱意や意欲が大事だと述べましたがこれも意欲や熱意の問題です。
自主的な行動意欲が低いとみなされてしまいます。
受身の姿勢を見せてしまうこと絶対にダメです。
志望動機の良い例文
次に良い志望動機について説明していきます。
どこが良いのかをしっかりと踏まえていきましょう。
C言語やJavaといった開発言語を使ってシステムの開発をしてきました。
即戦力な人を募集する御社でなら、今までのスキルを活かすことができます。
今後はより高度な技術を必要とするシステム開発に関われる力を身につけたいので、企画から開発に携われる御社なら、技術を磨いていけると思いました。
営業でお客様の本質的な課題解決が出来ていないと感じたため異業種であるコンサルティングに志望しました。
お客様のニーズを汲み取り提案するだけでなく実行までサポートできる御社では、よりニーズに忠実に軌道修正できることがお客様の満足に繋がると考えました。
お客様をもてなすための内装整備やサービス改善の経験を御社のブライダルの仕事に活かし頑張りたいと考えています。
ブライダルはお客様にとって一生に一度の晴れ舞台とあり、責任が重く必要な仕事だと考えています。
私は店長をしていた経験があり責任とお客様のことを第一に考えたサービス改善は御社でも活かせると考えています。
よくある質問と回答のポイント
志望動機だけでなくその他の質問も答えられることで合格へとつながります。
あらかじめ予想できる質問に関しては答えられれように準備しておきましょう。
前職の退職理由を教えてください
この質問は必ずされるでしょう。
勤続年数が短いと企業側も不安要素として捉えるため、短い方は特に気をつけたほうがいいです。
キャリアプランと繋げて自分にとって何が必要なのか改めて考える必要があります。
将来の夢を教えてください
これも聞かれることが多いです。
転職に至った経緯を話す中でキャリアプランを考えていないのであればなぜ辞めたのかが企業に伝わりません。
夢を叶えるために行動しなければいけない事柄に一貫性をもって話せる準備をしましょう。
あなたの長所と短所を教えてください
これは前職での経験を踏まえていえるといいでしょう。
転職市場では前職でなにをしていたか、仕事面での長所や短所を聞かれている場合が多いです。
企業とあなたの長所と短所を絡ませながら話すと採用したい人材に思われます。
自己PRをしてください
これは前職での成果や人柄を言うことをおすすめします。
企業側に自分の魅力を伝えることは大事ですが、それがどのように仕事に活かせるのかを考えてみましょう。
面接ではあなたの挫折や苦労、人となりを知りたいので自分が何者なのか今一度振り返ると自己PRが思い浮かびやすいです。
仕事のやりがいはなんですか?
これは前職や今までの経験を踏まえ言えると良いです。
給料や待遇が良いから転職したというのは企業側から悪い印象を受ける可能性があります。
貴社でなければいけない理由はなんですか?
直接聞かれなくても他の質問から面接官が汲み取る場合もありますが、熱意や意欲を理論的に話せることが必要です。
志望企業を選ぶ基準はなんですか?
これは正直に給料や福利厚生など言ってしまうと、そこしか見ていないんだなと思われてしまいます。
ここでは、自分が行きたいと思った企業の共通項を探してキャリアプランの中で現在しなければいけないことを説明しましょう。
そうすると自分の価値観や現在すべきことが見つかるはずです。
そのなかで企業側が得だと思えるような回答をすると良いでしょう。
面接に行く前に準備すること
面接ではあらかじめ質問されるであろうことを準備していたとしても予想外の質問がきます。
質問に対しての一問一答を作るのではなく、経験・人間性・価値観など自分の中で話せる引き出しをいくつかもっておくと大丈夫です。
もし、業界や業種を絞れているなら一貫性を持って話すことができます。
しかし、志望動機だけは業界や業種ではなくその企業でなければいけない理由を述べなくてはならないので引き出しを含めて述べましょう。
会社の概要を知る方法ですが、ホームページだけでは情報が不十分であることがあります。
新聞記事や、上場しているのであれば金融庁が決算書を載せてありますのでそちらも確認しておくことをおすすめします。
まとめ
ここまで志望動機の作り方について説明しました。
これから転職をされるにあたって、
・他の企業との違いはなにか
・将来的にどうしていきたいのか
の3つを意識して志望動機を作成してみてください。
他の人に作れないあなたオリジナルの志望動機ができれば間違いなく転職できます。