「今の会社はブラックすぎる」、「転職するならホワイト企業にいきたい」と思っている方は多くいらっしゃいます。
法律的な定義はありませんが、一般的に「福利厚生充実、高給与、残業ほぼなし」の会社は「ホワイト」と呼ばれています。
では、「ホワイト業界」と呼べるのは、どのような業界なのかはご存知でしょうか。
今回は、それについて解説していきます。
目次
ホワイト業界一覧
これから、どのような業界はホワイト業界と呼べるのかを具体的に解説していきます。
意外知られていない業界もありますので、就活生の方、また転職を検討中の方は、ぜひご参考にしてください。
地方公務員
公務員は、その安定さから高い人気を獲得しています。
しかし、地方公務員に対して、「給料は大したものではない」というイメージはありませんか?
実は、地方公務員の平均年収は、630万円に達しています。
大手企業にはすこし劣るものの、決して低い額ではありません。
残業もほぼありませんし、福利厚生も非常に手厚いです。
土日休みですし、年功序列なので、給料も安定的に上昇します。
唯一の欠点は、かなり難しい公務員試験に合格しなければならないということです。
逆にいえば、公務員試験に合格さえすれば、今後の人生は保証されます。
そういう意味では、地方公務員業界は間違いなく「ホワイト業界」と呼べるでしょう。
インフラ業界
インフラ業界は、社会に必ず必要とされている業界であり、給料も高く、福利厚生もとても整っています。
インフラ業界も年功序列なので、前述の地方公務員と同じように、腰を据えて仕事が取り組める環境が用意されています。
もちろん、勤務体制もしっかりしていて、残業はほぼありませんし、万が一残業をしてしまった場合でも、サービス残業手当もちゃんと払ってくれます。
インフラ業界に入れば、専門的な知識の勉強ができ、自然と手に職をつけます。
インフラ業界の大手企業の本社に転職するのは、倍率が高いため難易度は非常に高いものの、子会社に入るという手もありますので、興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。
航空・海運業界
すでにご存知の方もいらっしゃると思われますが、航空・海運サービスを行うためには、国の認可が必要ですので、新規の参入は難しい業界です。
需要もあり、収益も安定してい業界なので、安心できる職場環境が整っています。
航空業界で働く女性は多く、そのため育児関係の福利厚生もかなり充実です。
海運業界は性質的に航空業界に似ていますが、人気度(倍率)的には航空業界のほうが圧倒的に高いですので、転職の場合、海運業界のほうが難易度は低いと思われます。
最初はシフト制・夜勤の場合は多いですが、それに対しての抵抗がなければぜひおすすめしたいホワイト業界です。
不動産デベロッパー業界
不動産デベロッパーは、「21世紀の大地主」と呼ばれるような存在です。
彼らは、駅前の土地、駅構内のテナント使用権を保有しており、土地を貸し出したり、ビルやマンション、商業施設を建てたりすることによって賃料をもらっています。
土地を様々な会社に貸し出すだけで安定的な収益を得られますので、普通の不動産会社よりも潰されにくいと言われています。
大手だと平均年収は1000万円前後と非常に高く、残業時間もそれほど多くはありませんので、ホワイトと呼べる業界です。
私立大学職員
意外と知られていないと思われますが、私立大学業界は、ホワイト業界です。
おそらく、一番のホワイト業界と言っても過言ではないレベルです。
給料も高く、休日休暇も多く、福利厚生も非常に充実しています。
「えっ、私立大学って給料低いじゃなかったの?」と思っている方も多いかもしれませんが、実は30代の私立大学職員の平均年収は700万円を超えていると言われています。
年間休日日数は、135日以上で、夏休みと冬休みは2週間以上あります。
しかし、こちらも年功序列であり、若いうちは薄給だということもよく聞きます。
「薄給」とはいっても、普通のサラリーマンの給料よりは断然いいです。
何よりも、文化祭を含めた多数のイベントの企画・主催に参加できるため、学校やイベントが好きな人にとっては最高の職業と言えるでしょう。
エネルギー業界
ホワイト業界の特徴として、新規参入のハードルが高い・専門性が高く真似されにくいといったポイントが挙げられます。
エネルギー業界は、以上の条件をすべて満たしていると言えるでしょう。
参入するのに莫大な費用がかかるし、専門性が高く簡単に真似することはできない。
そのため給料が高く、離職率も非常に低いです。
将来性のある業界ですので、転職の際ぜひ視野に入れたい業界の一つです。
IT業界
「IT業界はブラックだろう!」と思っている方も多いでしょうが、実は企業によってはホワイトと言えます。
IT業界が直面しているのは、非常に深刻な人手不足問題です。
もっと人材をとるために、多くのIT企業は、積極的に労働環境を改善しようとしています。
さらに、ご存知の方もたくさんいらっしゃると思いますが、ITエンジニアの給与が非常に高く、新卒で年収600万円のITエンジニアは決して少なくはありません。
しかも最近では、「未経験歓迎」のエンジニアの求人件数が非常に多くなっています。
未経験スタートだとさすがに給与がそれほど高くはありませんが、技術を身に付けますし、昇給が望めます。
下請けのIT会社だと、クライアントの要望に応じなければならないので、残業が多めと言われていますが、社内SEになれば、クライアントに追い詰められることはないので、定時に帰宅することは可能です。
まだこれから伸びていく業界ですし、需要が高いので、転職の際にはぜひ視野に入れてください。
ホワイト業界に行くためには?
「転職は絶対にしちゃだめだ」という考え方は少なくなり、転職をするのは、当たり前のようになってきました。
それはつまり、ライバルがたくさんいるということです。
ライバルに勝ち、理想の転職をするためにはどうすればいいのかについて解説していきますので、ぜひご参考にしてください。
情報をできるだけ収集する
情報はいかに重要なのかというと、たとえば、この記事を閲覧しただけで、あなたは「エネルギー業界は難しくて面倒くさそう」、「IT業界は絶対ブラックばっかり」という考え方を持つ人より勝っていると言えます。
なぜなら、そういう先入観を持つ人は、エネルギー業界やIT業界に転職しようと思っていなく、あなたのライバルにすらなれないためです。
知識や才能は短時間で高められませんが、情報は調べていれば手に入ります。
そうするとあなたのライバルはどんどん減っていき、理想な職場に行ける確率は高くなります。
事前準備をしっかりする
入りやすい会社は、ホワイトの可能性は比較的に低くなります。
つまりホワイト企業に入るために、しっかり準備をする必要があります。
たとえば、履歴書、職務経歴書の作成、面接の対策など、最低限の準備はしておいた良いでしょう。
また、以前使った履歴書をそのまま使ってしまう人は少なからずいますが、バレてしまうおそれがあります。
バレてしまったら、あるいは疑われてしまったら、入社意欲が低いと判断され、書類選考で落とされる可能性は高いですので、履歴書は昔のものを使わずに丁寧に作ります。
転職エージェントに相談する
ほとんどの転職エージェントは完全無料ですが、想像以上のサービスを提供してくれます。
前述のように、情報は調べていれば手に入りますが、調べて手に入れた情報は必ずしも自分の欲しい情報とは限らないため、かなり大変です。
それに対して転職エージェントは、ネット上で公開されていない情報も握っていますので、直接転職エージェントに相談するのは、情報を得るための一番の近道です。
また、転職エージェントは履歴書と職務経歴書の添削、面接対策をしてくれるので、最高のサポーターと言えます。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、どのような業界はホワイト業界と呼べるのか、ホワイト業界に行くためにはどうすればいいのかについてできるだけわかりやすくまとめました。
「今の職場はちょっと違うな」という、転職を検討中の方は、ぜひ本サイトの記事を参考にしていただいて、転職を成功させてください!